稲荷塚古墳

稲荷塚古墳:全国でも珍しい八角墳

7世紀前半に築造された全国でも珍しい八角形の古墳、八角墳です。全国でも15例ほどしか確認されていません。八角墳は、主に天皇陵に利用されている古墳です。稲荷塚古墳の被葬者は不明ですが、天皇に近い血縁者の可能性もあります。
以下、左側が稲荷塚古墳の測量図で、きれいな八角形をしている事が分かります。右側が測量図に基づいた稲荷塚古墳の復元図です。墳丘の直系は34mです。

 

左は、稲荷塚古墳の石室です。石室の床はベンガラ(酸化鉄)で赤色に染められていました。
日本書記によると、当時、武蔵国造の乱により、勝者の使主(おみ)は、武蔵国内の4か所の領地を天皇に献上したとされています。その4か所の中の「多氷」が現在の多摩地域と推定されており、この稲荷塚古墳の近辺となります。献上されたこの地域に派遣された天皇の近親者が葬られているのかもしれませんね。

 

アクセス

 JR東京駅から

  ■JR東京駅

   15分(中央線快速 八王子行)

  ■新宿駅

   30分(京王線準特急 京王八王子行)

  ■聖蹟桜ケ丘駅

   多摩センター行バス 7分 落川バス停から徒歩6分

 

 

 

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